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Lord of Magic Championships 2004


ラウンド 8: 浅原晃 vs 三田村和弥

Written by 吉川祐輔

Player information

浅原晃 - 赤青。3 枚の《山伏の炎/Yamabushi's Flame》が除去を担い、ひとたび優位を得られれば 3 枚の《空民の学者/Soratami Savant》が場を固定する。クリーチャーが細く、スペルもやや重いのが気がかりか。

三田村和弥 - 黒赤。軽量クリーチャーに富んだ攻撃的な布陣を、優良装備品がカバーする。徹底して安定したドラフトを進めてきた効果がここで現われるか。黒赤ならではのもろさはあるが、このマッチアップなら。

Game 1

三田村が先攻で今日の戦いがスタートする。浅原晃

ファーストアクションは三田村の《かまどの神/Hearth Kami》。三田村は《欠け月の神/Kami of the Waning Moon》を追加し、浅原が配備した《悪忌の石炭投げ/Akki Coalflinger》には《血塗られた悪姥/Wicked Akuba》を追加して畏怖効果で攻撃を続行する。

三田村がさらに《つぶやく神/Gibbering Kami》をプレイして《血塗られた悪姥》に畏怖、これと《欠け月の神》で攻撃すれば浅原は《欠け月の神》《花火破/Hanabi Blast》。当面のガンになりそうなクリーチャーを除去し、効果で《嵐の種父/Sire of the Storm》がディスカードされる。

しかし三田村の攻勢であることには変わりなく、浅原は《ねじれた鏡映の神/Kami of Twisted Reflection》でなんとか攻撃を食い止めようとするが三田村はドロー、土地プレイから《悪忌の石炭投げ》《引き込み/Pull Under》。ここで浅原は熟考。《消耗の渦/Consuming Vortex》を使用し、《悪忌の石炭投げ》を救う。《ねじれた鏡映の神》》《血塗られた悪姥》が相討ちに、浅原のライフは 8 に。

手札に《花火破》はあるが《つぶやく神》は転生持ち、どう対処したものかというところだが、ここで《山伏の嵐/Yamabushi's Storm》をドロー。これと《花火破》で三田村の軍勢をひとまず鎮圧する。ランダムディスカードは《島/Island》

しかし三田村も残った 1 枚の手札から《内臓捻りの鬼/Gutwrencher Oni》、さらにトップから《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》と譲らない。浅原は《悪忌の石炭投げ》《花火破》の合わせ技なら《内臓捻りの鬼》を除去できるが、赤マナ 4 つがないため一度攻撃を受ける。ライフは 3 に。三田村は《師範の占い独楽》でライブラリを見た後これを《悪逆な大峨/Villainous Ogre》に変換し、プレイして終了。

ここでの浅原のドローは《空民の学者》。これをプレイして終了、残る手札は《花火破》のみに。

三田村は《師範の占い独楽》を再設置してライブラリを確認後オーガ&デーモンコンビで攻撃。浅原は前述の合わせ技で《内臓捻りの鬼》を除去するが、再生能力が使用可能になっているため《空民の学者》を一方的に失う。《師範の占い独楽》と入れ替えで《燃えさし拳のずべら/Ember-Fist Zubera》をプレイして終了。

浅原も同じ《燃えさし拳のずべら》で対抗するが、《師範の占い独楽》で 3 枚先のライブラリにアクセスできる三田村が優位を活かしきる。《野太刀/No-Dachi》《御大将の兜/General's Kabuto》が登場し、浅原は厳しい状況に追い込まれることに。

抵抗力も徐々に削がれていき、《無神経な詐欺師/Callous Deceiver》をトップデッキしたものの、即座にライブラリトップを確認すると静かにカードを片付けた。

浅原 0 - 1 三田村

Game 2

静かに闘志を伝える声で浅原先攻。三田村は「きつい」とつぶやきながらもキープを宣言した。

今回はその声の通り、浅原が主導権を握る立ち上がり。《燃えさし拳のずべら》《無神経な詐欺師》で先攻する浅原を、《悪逆な大峨》《つぶやく神》で三田村が追随する。

浅原が大きなインパクトを与える《伝承の語り部/Teller of Tales》をプレイするが、これは三田村が自らのターンに《霊魂の奪取/Rend Spirit》する。さらに追加されてきた《野太刀》に苦い顔の浅原。

《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls》はあるが 3 枚目の青マナソースを引けない浅原が待ちの態勢に入れば、三田村も《呪われた浪人/Cursed Ronin》を追加するだけで隙を見せない。浅原の《山伏の炎》が静かに時を待つ。

浅原は引いた《空民の学者》を即プレイするが、三田村はここで《御大将の兜》をプレイ、これを《呪われた浪人》に装備の上攻撃。浅原はこれを通す。三田村和弥

なかなか良い未来の見えぬ浅原は、ライブラリトップを確認後《燃えさし拳のずべら》《無神経な詐欺師》で攻撃。三田村もブロックすることはなかった。《空民の学者》が立ったまま終了。

三田村は《野太刀》《悪逆な大峨》に装備させ攻撃。浅原はここで《山伏の炎》を使わず、《呪われた浪人》のパンプアップ分を加え 7 点のダメージをもらうことを選択する。ライフは 10 に。三田村は《つぶやく神》《野太刀》を移し変えるが、浅原はここで《山伏の炎》を使用する。

苦境の浅原だが、ここでのドローは(知っていた)《貪る憤怒/Devouring Rage》。場には《空民の学者》《無神経な詐欺師》《燃えさし拳のずべら》、一気に勝ちのプランが見える。しかし三田村のライフは 15 もある。考慮の後、《無神経な詐欺師》《空民の学者》で攻撃、《無神経な詐欺師》の能力を起動して 4 点のダメージ。公開されたのは《山/Mountain》《島》ではなく《山》なのだ。三田村のライフは 11 に減少する。

三田村は改めて《悪逆な大峨》《野太刀》を装備させて、《御大将の兜》つき《呪われた浪人》と共に攻撃する。用意できる黒マナは 4 つ、浅原のライフは 10。何もなければちょうど足りてしまう。果たして浅原の打つ手は。勝ちはどこだ!

《燃えさし拳のずべら》は確かにチャンプブロックできる。しかし、そうしてしまえば《貪る憤怒》でサクリファイスするスピリットが足りなくなる……しかも、トリックをちらつかせようにも《御大将の兜》がそれを阻む。結局、相手の注文通りに動くしかなかった。

ひとたびスピリットが減ってしまえば、逆転は遠のいていく。苦渋の表情でチャンプブロックを繰り返すことになる浅原。《空民の学者》で場は動かないが、三田村は淡々と攻撃を繰り返す。

浅原がようやく 3 枚目の《島》を得られたときには、三田村は 4 マナを残して《引き込み》できる状態にあり、一応の 2 枚ドローも空しく浅原は投了に至ったのだった。

浅原 0 - 2 三田村

もう 1 枚、あと 1 点が重くのしかかる結果になってしまった浅原。全勝街道を突き進んできたが、つまづきを立て直せるか。

今環境における装備品の優位をはっきりと見せつけてくれた三田村。安定したプレイングで更なる浮上が見こめそうだ。

三田村和弥、勝利!

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