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Lord of Magic Championships 2004


Interview: 中村修平

Written by Keita Mori

Lord of Magic Championships の謳い文句は「関東最強位決定戦」だ。

APOC Wars 5 大会、Chiban Dragon Convention 15 大会、Concordant Crossroad Covention 11 大会、Five Dragons Cup 13 大会、Lunatic Moon Convention 24 大会、Planes Walker's Cup 24 大会、Riverside Cup 11 大会、龍王戦 8 大会。

そう、のべで 111 大会という規模の年間リーグ戦から選抜された、関東のプレイヤーのための大会がこの LoM2004 なのである。そんなわけだから、プレミアイベントでの活躍によっての特別招待を受けた大礒正嗣(広島)と中村修平(大阪)という二人のビッグネームはひときわ異彩をはなっている存在といっていいだろう。なにせ、関東ローカルの大会に、日本屈指の強豪である二人がわざわざ足を運んでいるのだから。

彼らはともに 2004 年度世界選手権サンフランシスコ大会に参加しているプレイヤーであり、大礒はなんといっても 3 度のプロツアー決勝ラウンド進出をはたしているスーパースター、かたや中村もファイナルズ優勝や数々のグランプリ準優勝で知られる日本屈指の強豪だ。そんな彼らが、プロポイントが発生するわけでもない、しかも先取りスタンダードを採用したために「DCI 非公認」となったイベントへとわざわざ千葉まで遠征してきたのだから、話を聞かないわけにはいかないだろう。

ちなみに、大礒編のインタビューに関しては初日を終えての段階のものをお届けする予定なので、まずはここで第一回戦のスタンダードを幸先よく白星で飾った中村修平にご登場願おう。

インタビュー

森慶太:ちょっと噂にはなってたのですけれど、なかしゅー、ほんとにわざわざこっちまで出てきてくれたんですね。まずは遠征の動機を教えてください。

中村修平:一番はこれが非公認の大会やということですね。大澤君(2004 年世界選手権出場の大澤拓也)と事情はほとんど一緒でして、今あるリミテッドのレーティングをまもってプロツアー名古屋の権利をとりたいんで、たぶんグランプリ横浜はパスせなあかんのですよね。そうなると、新しいセットで実戦経験をつんでおくには、こういった機会を活かしたいなあと。うん、やっぱり非公認やっちゅうことです。あと、やっぱり勢いというかノリでプレイテストにきたのかな(笑)

森:すごい規模のプレイテストですよね。ちなみにどのような陣容で上京したので?

中村:オレが車を出して、そこにイソ(大礒正嗣)と津村(2004 年度日本選手権準優勝の津村健志)、あとはライターで参加することになった吉川くんと宮本くんが乗ってきました。イソが前々から主催者に「交通費支給するからゲストの意味を兼ねて参加してよ~」って誘われていたみたいで、同じ広島の津村も PTQ に出たいから(※PTQ の東京大会が LoM と同日開催)っていうんでこれに便乗して。で、車だして一緒に実践訓練しにきました。中村修平

森:お宿はどうしました?

中村:コムシュー(グランプリチャンプ小室修)の家に泊めてもらって、その錦糸町からは電車で来ました。いやぁ、試合開始に間に合ってよかったです。

森:ところで、せっかく神河ブロック解禁のトーナメントなわけですけれど、スタンダードはこれまでのキャラに忠実に親和(Affinity)だったようですね。なにか新しいカードは試しています?

中村:……わっはっは、なーんとブロック構築ですよ。カミカワゼロ。

森:なるほど、スタンダードは様子見、オレはドラフトをしにきたんだ! ってとこですか。では、そのドラフトについてお伺いしましょうか。新しいフォーマットのドラフトというと、やはりオデッセイで真空波動拳(※《入門の儀式/Rites of Initiation》《意気沮喪/Demoralize》という、環境初期にはクズカードと考えられていた 2 枚によって圧倒的なビートダウンを成し遂げたナイスコンボ)をいち早く発掘した関西組のプレイヤーということで、すでになかしゅーたちは……というか、ローリーさんたちは新しいテクノロジーを見つけてるんじゃないですか?

中村:真空波動拳ほどのものはなかなかでてこないでしょう(笑) まあでも、ローリーさんとかはマニアックな切り口からいろいろなアーキタイプを試してましたねえ。でも、残念ながらオフレコでおねがいします。さすがに話せないっすね。まあ、オレなんかは練習の機会をもとめてわざわざ遠征してきたわけですから、そんなにすごいテクとかもってないっすよ(笑)

森:なるほど(笑) それじゃあ、話をなかしゅー個人に限ってのケース・クエスチョンに。たとえば、あなたがこの環境のロチェスターで今からパックを一番に開封するプレイヤーだとして、いまだったらどんなドラフトを狙います?

中村:うーん。白はないですね。好きな人が多すぎるから。青か緑あたりをやっていきたいですねえ。

Teller of Tales
青やったらクチ

森:なるほど、薄い色を独占したいと。では、あなたが起家で、具体的にコモンで好きな一枚をファーストピックできるとして、どこからはじめよう?

中村:青やったら 5 マナ 3/3 フライヤーの「クチ」、《伝承の語り部/Teller of Tales》ですかね。緑やったら……初手はええから、5 手目でジャイグロをとらせてもらえるような位置取りでいきたいですね。んで、白は、よっぽど周囲にお膳立てされないとやらんすね。

森:では、レアも OK として好きなカードをピックできるならどうなります?

中村:そりゃ《山伏の長、熊野/Kumano, Master Yamabushi》《南の樹の木霊/Kodama of the South Tree》とか言いたくなりますよね。

森:ついこのあいだまでのミラディンでは、新システムである親和というのがアーキタイプとしていち早く定着してました。今回はどうでしょう?

中村:秘儀の連繋は……たしかに強いのが取れたら、弱いものでも秘儀を意識的にピックして、そっから連繋でアドバンテージを狙うのはありだと思うっすよ。当然。

森:なるほど、ありがとうございます。一回戦終了直後そうそうにインタビューにつかまえちゃってすみませんでした。残るラウンドも頑張ってください。

中村:いえいえ。でも、やっぱこれ、関西勢が優勝したらおもろいすよね(笑) 頑張ります。

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